
書道
書道は漢字とかな文字を、毛筆に墨をつけて書きます。日本の伝統文化「書道」。書道は美しく文字を表現する芸術であり日本の大切な文化です。古来より連綿と伝えられてきた書道。心をこめて伝え表現することはいつの時代にも大切なことです。
書道をはじめよう
文字は意志や思いを伝える為の手段として生まれました。漢字にはひとつひとつ意味があります。字は一人一人のオリジナルであり個性です。
墨と毛筆で文字を書くことで太さ、墨の濃淡などにより強さやしなやかさなど書く人それぞれの個性が生まれます。必要な道具は文房四宝と呼ばれる筆、墨、紙、硯です。あなたもさっそく書道をはじめてみませんか?
字を書くことの効果
現代はパソコンの普及で学校教育においてもパソコンが利用される時代になりました。字を書く機会は少なくなってきているのが現状でしょう。
しかし字を書く事にはすばらしい効果があります。字を丁寧に書くことで心は落ち着き集中力が養われアイディアが沸き記憶力が良くなる効果があると言われます。意識して字を書くことは今の時代だからこそ大切なことかもしれませんね。
習字と書道の違いとは?
習字とは書き写すことで文字を覚え、整った形で書けるようになることを目的としています。小学校、中学校で国語の時間に習うのは習字です。習字は正確には「書写」と言います。習字は実用的なものであり書道と混同されることがありますが違うものです。
書道は一般的に文字の美しさを表現することに重点をおいた芸術です。上達するにしたがって、お手本通りではなくそれぞれの個性を表現する作品として書き上げ鑑賞されることを目的とします。書道は字を習うのではなく字を書く道を究める事と言えるでしょう。
きれいな字を書きたい!
字を書く。それは気持ちや思いを伝える大切なコミュニケーションの手段です。そして字には人柄が表れると言われます。
生き生きとした表情の美しい文字は人の目と心を惹きつけます。きれいな字は乱雑できたない字よりも印象が良いのはあきらかでしょう。書くことは生活していく上で欠かすことのできないものです。きれいな字を書けるようになりたいと願っている人はたくさんいらっしゃることでしょう。
文字のバランスが大事
バランスのよい字を書くには正しい姿勢で書くことが大切です。まず背筋をスッと伸ばして書くことを心がけましょう。
真っすぐ書くためには構える身体の位置も大切です。机と上体の間は握りこぶし1個分ほどあけ、聞き手側の胸の中心を半紙の位置に合わせると書きやすくなります。それではバランスの良い字を書くためのポイントをご紹介いたしましょう。
筆順も考えて
正しい筆順で書くと字のバランスが取りやすくなります。筆順は例外もありますが、原則的に上から下へ、左から右へ、外側から内側へとなります。字の流れは美しい字を書くための大切なポイントです。筆順を教えてくれる便利な動画サイトもあります。
どうもうまくバランスが取れないと思う字があれば筆順を調べてみてください。筆順が違っていて字のバランスが崩れている場合があります。正しい筆順で書くと自然な流れで整った字を書くことができます。