
書道を習う
書道を習う方法として書道教室、カルチャーセンター、通信講座などがあります。非常にたくさんの教室や講座がありますのでどこでどのように習いはじめたらよいのか迷ってしまいますね。ここでは書道にはどんな習い方があるのか簡単にご説明させていただきます。
書道の情報収集
習う前にどんな作品を書きたいのか、そして学ぶ目的や方向性をよく考慮しましょう。実用的できれいな字を書けるようになりたい方もあれば、本格的に習って師範の免許を取得したい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まずお近くの本屋さんに行ってたくさんの書道の専門書や競書誌を見てみましょう。競書誌とはあらかじめ設定された課題について、作品を投稿して競い合う書道誌のことです。もっとも大切なのは自分の好きな字であることだと思います。
自分の目で確かめてこんな字を書いてみたいと思うような作品が載っている本から連絡先や教室などの情報を集めてみてはいかがでしょうか。書道用品店などで近郊の書道教室の評判を聞いたり、書道の展覧会を見に行ったりするのもよいでしょう。
書道の習い方
書道を習う場としては書道教室や通信教育などがあり、またまずは独学で学んでみるという方もいらっしゃるでしょう。
それぞれにあった方法で始めてみるのがよいのではないでしょうか。
書道教室・カルチャーセンター・サークル
書道には様々な専門分野があります。漢字とかな文字、さらに楷書、行書、草書、隷書などいろいろな書体や書風があります。教室やカルチャーセンターで習う場合は事前に見学させてもらいましょう。
自分の書きたい書をよく考慮し教室の雰囲気や先生の専門分野、所属する書道協会について確認しておきましょう。自分の好きな書風であり幅広い知識を持ち基礎をしっかり教えてくれる先生がよいでしょう。気軽に始めるのであれば市町村など地域のサークルに参加してみるのもよいでしょう。
通信教育・競書雑誌
お仕事や家事などで習いに行く時間がない方やお近くに書道教室がない方には通信講座で習うという手段があります。インターネット、新聞、雑誌などで調べ通信講座のカタログを色々取り寄せ自分の目的に合った講座を探してみましょう。
独学の場合は他に競書雑誌を利用する方法があります。競書雑誌の手本にしたがって作品を提出し昇級を目指します。競書雑誌にも色々種類がありますので書店などで確認し自分の目的や好みにあったものを探してみましょう。
書道と資格
道で公的に認められた資格には文部科学省後援の毛筆書写検定試験があります。毛筆書写検定は日本で唯一の公的資格で履歴書に記載することもできます。5級から1級まであり1級になると書写指導者として認められる資格です。
その他にも様々な書道協会の級位や段位があり書道を学ぶ人の意欲向上や励みとなっていますが、認定はそれぞれの団体独自のもので全国統一された公認のものではありません。
書道の費用
書道の月謝については教室により様々ですが1ヶ月5000円前後の教室が多いようです。その他に段位・級位の取得や展覧会への出品、道具や材料代など上達するほど結構お金がかかるものです。
芸術的な作品を書き展覧会などに出品したい方や師範の免許を取りたい方などは覚えておきましょう。