書道と習字を【ショドテビキ】
きれい,字

きれいな字のコツとポイント

きれいな字を書くためにはまず心を落ち着けてゆっくりと丁寧に書くことが大切です。速く書くと字が乱れやすくなってしまいます。止めや跳ね、ハライの部分は特に意識してゆっくりと書いてみましょう。正しい姿勢で手首を動かさないようヒジを動かして書くようにしましょう。そして字のバランスに注意して書くことです。

大きさを揃える

大きさをそろえるといっても同じ寸法の字を書くということではありません。画数が少なく一字にしめる空間が大きいと字が大きく見えるという目の錯覚があります。

ですから画数の少ない字は小さめに、画数が多い字は大きめに書くと字の大きさが揃って見ます。同じ大きさに揃って見えるように注意して書きましょう。

似たような点や線が複数ある場合

書・春・車などのように縦画や横画が3本以上ある漢字の場合は線の間隔を意識して書きましょう。線と線の間が同じくらいの間隔になるように書くとバランスがとれた美しい文字になります。

また、同じような点や線は変化をつけて同じ調子の線の繰り返しにならないように注意しましょう。

例えば春のように横3本線であれば1本目は少し反るように2本目は真っ直ぐに、そして3本目は上に少ししのらせてそれぞれの線に変化をもたせます。

逢・食・灸などハライが2つ含まれる字の場合はどちらか一方をハライ、もう一方を止めに形を変えて書くとアクセントのあるバランスのよい字になります。

偏(へん)と旁(つくり)のバランス

左右複合形の漢字の場合はそれぞれの幅を細くし左右譲り合い正方形に収まるイメージで書くとバランスがとれます。偏(へん)の横画は右上がりに書くのがポイント。一般的にへんよりも旁(つくり)の方を大きめに書くとよいでしょう。

ただし、偏(へん)の画数が多い場合はへんを大きく、旁(つくり)の画数が多い場合はつくりを大きく書くとバランスがとれます。弱・林など左右に同じ字が重なる場合は右のつくりを大きく書くとバランスがとれます。

冠(かんむり)とあしのバランス

冠は一般的に下部をおおうように幅広く書くとバランスがとれます。冠はかぶせ方が大切です。あまり深くかぶせないように冠の下にくる字(あしと言います)との間を少し空けて書くとバランスが取れます。安は女の部分の横画を広く、寄は可の部分の横画を広く書くなど例外もあります。寒や容の場合も冠よりもはらいの方を広く書くとバランスが良くなります。

一般的に上部を下部より大きく書くとバランスがとれますが、盆や思など下部が皿や心の場合は上部より下部を大きく幅広く書くと落ち着いてみえます。ただし、益・感・意は下部を小さめに書いた方がバランス良くなります。点・照・元・克など下部が「れっか」「にんにょう」の場合は上部より下部を大きく書くとバランスが良くなります。呂・昌など上下に同じ字が重なる場合は下部を大きく書きます。

構(かまえ)のバランス

国や回のように四方を囲まれた構えや同や間のように下方に空きのある構えの場合、内側部分はバランス良くまわりに余白を空け真ん中に少し小さめに書くとよいでしょう。区や句のように空きのある構えの場合は内側部分を空きのある方へ少しずらして書くとバランスがよくなります。

垂(たれ)や繞(にょう)のバランス

たれの内側の字を中心よりも少し空きのある右側にずらして書くとバランスがとれます。しんにょうの書き方は二画目の横画は右上がりに、左に下がり右に寄せる角が一画目の中心を通るように、そして左斜め45度くらいに軽くハライます。3画目は「三折法」といって1、2、3、と三本に分けて折るように書きます。三折目がつくりの右下にくるとバランスよく書けます。

ひらがな・カタカナを丁寧に

かなはバランスをとるのが難しいと言われます。それはかなのほとんどは画数が少なく曲線の多い書体だからです。きれいな曲線を書けるようになることがかな上達のポイントになります。

曲線をうまく書くコツをつかむ為、色々なパターンの円を書く練習をしてみましょう。バランスのよいかなを書く為にはリズムが大切です。直線は速めに、おおきく曲がる線はゆっくりというリズムで書くと良いでしょう。左右のバランス、字の空間、流れを注意してやさしく柔らかく滑らかに書きます。

カタカナは読めない漢字の振り仮名が原型となりできた文字といわれます。書き始めをはっきりと線はきちんと正しく書くよう練習しましょう。他の文字よりも少し小さめに、線の方向や跳ねなどを正確に書くようにしましょう。

漢字と仮名のバランス

ひとつひとつの文字を上手に書いていても、文書全体のバランスが取れていなければきれいには見えません。一行一行文字の中心を通すように心がけて書くことが大切です。字の間は少しつめる感じで、行間は少し広めに書くと美しい文章になります。

ひらがなは特に字中心が分かり難い場合が多いので注意して書きましょう。漢字とかなの大きさのバランスは漢字を大きめにかなは小さめに書きます。かなは意識して字の大きさや長さ、幅など字の特徴をはっきりと出すように書きましょう。

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